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糸を撚りあわせて美しい模様を描くリバーレース。そのルーツは組ひもや狩猟につ使う網が原形と言われ、手工業が発達した16世紀のヨーロッパには王侯貴族の希少な装飾品として優美なデザインが生み出されました。18世紀、産業革命によってレースは機械化され一般に普及。1813年には今日のレースの原型となるリバーレース機が誕生しました。リバーレース機は、使用する糸数が多いのが特色です。10,000本以上の柄糸や芯糸が絡み合うことで、機密で細やかな柄行を表現しています。リバーレース機は現在、製造されておらず、世界でも限られたメーカーのみがその技術を継承しています。
糸を編んでつくる編みレースの一種で、ラッセルレースとも呼ばれます。経編機でレース状の製品がつくられるようになったのは17世紀後半から18世紀にかけて、その後、編み機の改良とともに発展してきました。1804年には、穴を開けたカードによって経糸の動きを調整する装置を取り付けたジャガード機が誕生。これによって、どんな模様のレースでも機械で表現できるようになりました。ジャガードレース機は編みの特性を活かし、伸縮性のあるレースも作ることが可能です。ストレッチの有無で異なる表情を楽しむことができます。
エンブロイダリーレースとは、刺繍をベースとしたレースのこと。ケミカルレースはこの一種で、17世紀にドイツ人により開発されました。このレースの特色は、刺繍をした後、下地となる生地を溶かして刺繍糸だけを残すという手法にあります。溶かす際に化学処理を行うことから、ケミカルの名がつきました。現在では、環境面から水で溶けるようになっています。下地を溶かすことで、刺繍でありながら糸を編んだような透け感を演出。細番の糸で繊細に仕上げたり、太番の糸で立体感を出したりと、その表現力がきわめて多岐にわたっているのも特徴です。
チュール地に刺繍を施したエンブロイダリーレースの一種です。その名は、発祥の地であるフランスの都市・チュールにちなんでいます。16世紀頃に手編みレースとして始まり、17世紀以降機械チュールの生産がスタート、19世紀には多くのチュールレースが出回るようになりました。チュール地は多角形の網目模様をした薄手の生地で、その網目に糸を通して刺繍を施していきます。軽やかなチュールの網み目と細やかな刺繍のハーモニーが、表情豊かなデザインを描きます。